高齢者の社会活動への参加

高齢者の心身を守る「ふれあい」の力
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社会活動に参加する重要性

周囲と交流することで生活が豊かになる

社会活動の意義

社会活動の意義

年々一人暮らしの高齢者が増加している中で、孤独や孤立を防ぐためには社会活動などのふれあいの場が必要です。社会活動を通じて心が豊かになり、生きがいを得られます。その結果、健康状態を良好に保つことができるのです。

高齢者の社会活動とは

社会活動とは仕事だけでなく町内会やボランティア活動などの地域行事、趣味やスポーツなどの活動も含みます。厚生労働省が2016年に実施した「国民健康・栄養調査報告」によれば、60歳以上の社会参加の割合は全体の58.3%となっており、60~69歳の層に限定すると70%以上の人が社会活動に参加する機会を得ています。男女別の傾向を見ると、男性が62.4%、女性が55%で、男性の方が多いようです。具体的な活動内容としては「自治会や町内会などの自治体組織の活動」「趣味やスポーツ」「ボランティアなどの社会奉仕活動」「地域安全に関する活動」などが挙げられます。

社会活動に参加するメリット

積極的に社会活動に参加している高齢者はどのようなメリットを感じているのかを紹介します。「社会活動に参加してよかったこと」という質問に対して最も多い回答は「新しい友人ができた」でした。次に多いのは「地域内に生活するためのつながりができて安心した」という回答です。社会活動に参加した人の半数以上が人とのつながりという点でメリットを感じています。一人暮らしや夫婦のみの世帯にとって、周囲とふれあえる機会があることは重要です。また、「日々の生活に充実感が生まれた」「健康維持や身だしなみに気を遣うようになった」という回答も多いです。逆に、「生活に与えている効用はない」と回答している人は1割以下しかいません。このように、ほとんどの高齢者が社会活動に参加することにメリットを感じています。
一方で、「60代になる前にやっておけばよかったと思うことはあるか」という質問に対して、最も多い回答は「特にない」でした。つまり、高齢者になってからでも体力や知識を身に付けながら周囲との新たなつながりを得ることは可能ということです。

健康状態に影響する可能性も

内閣府が2017年に行った「高齢者の健康に関する調査」によれば、高齢者の主観的な健康状態は「いい」が26.8%、「まあいい」が25.5%、「普通」が29.6%です。「よくない」と回答した人は3.1%で、そのほとんどは「いい」と回答した人よりも外出頻度や会話頻度が少ない傾向にあります。健康状態がいいから日常生活が充実しているのか、日常生活が活発だから健康状態がいいのかについては詳しく調査しなければ分かりませんが、健康状態がよくない人の社会活動への参加率が低いことは明らかです。

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