「パロ」はタテゴトアザラシの姿をしたかわいらしいロボットです。大和ハウス工業が開発し、アメリカではすでに「神経学的セラピー用医療機器」として現場に導入されています。また、「世界で最もセラピー効果があるロボット」としてギネスに載ったこともあります。使用者の行動に合わせて反応し、癒しを与えます。
ペット型ロボット「aibo」を知っている人は多いのではないでしょうか。発売からしばらく経った現在でも開発は続いており、最近は見守り機能なども追加されています。aiboは医療機器ではありませんが、認知症予防に用いられるアニマルセラピーと同様の効果があるとされており、実際に介護施設に導入した事例もあります。
「おしゃべりけんちゃん」は相互会話が可能な音声認識人形です。男の子の姿をしており、本物の子どもの声を使用しています。気軽に話しかけることができ、言葉のレパートリーは2000以上もあります。最近はコロナウイルスの影響で周囲と会話をする機会を失った高齢者が増えていることから需要が伸びているようです。
「Qoobo」はクッション型セラピーロボットです。撫でるとしっぽを振って応えてくれます。シンプルな作りですが、高齢者のストレス軽減に大きな効果を発揮します。実証実験も行われており、使用者は飽きを感じることなく継続的に効果を発揮できることが分かっています。また、他の製品と比べて安価に購入できる点もメリットです。